スーパーカブ・ハック 略して「カブハ」(?)その4 ツーリングの前にちょっと待て!準備編1 その2 日常点検、心構え

とうとう志村けんさんが亡くなられてしまいました。感染が確認された際には「現在、容態は安定している」とニュースでは言っていたのに、まさかという状況でした。きっとブラウン管、いやプラズマのこちら側の人たちは「志村けんは助かるだろう」と思っていたに違いないでしょう。それだけにショックなニュースであります。

思えば毎日が怖くなりますよね、一時期日本では収束の傾向も言われていたのに、気が付けば都内で感染爆発の恐れも。体力のないお年寄りだけが亡くなったと思ったら、フランスからは16歳の少女旬報を伝えられ、暖かい季節になればなくなるであろうと思ったら、年中熱いエジプトでも感染者を確認と、まさしく未曾有の危機を迎えています。

そういった中で自分たちがやらなければいけないのは、前の記事でも書きましたが、やはり「自分の身を守ること」になるのですが、やっぱりこればかり言っていると、人間ってまいっちゃいますよね。特に都内、関東圏内の方々は外出もままならない状況になりつつあり、気持ちとしてもかなり追い込まれている状態かと思います。

そんな時は、思い切ってフッと気を抜きましょう。あ、いやいや、だからと言ってパーッと外に出よう、遊びに行こうと勧めるわけではないですよ。でも心配事を抱えてばかりとか、ツイッターのニュースを追って欝々としてばかりいたら、違う部分で体や精神に異常をきたしてしまうことになるでしょう。

だから「この問題が収束したら、どんなD.I.Y.にチャレンジしよう?」とかね。幸いなのは今、人同士の争い、戦争になっていないということです。それは希望でもあり、逆に意識として忘れてはならないことではないかと思います。争い打ち勝つべきは隣人ではなく、コロナウィルスだと。

すいません、説教じみた話で大分長い前置きを書いてしまいました…でもまさにこういう時は、しっかりとコロナ対策を行ってガレージにこもり、バイクのメンテナンスですよ!(笑)。


でも私はたまに考えるんですが「ああ、結構バイクには無茶させてるな…」なんて。時々走るのに夢中になって、気が付いたらスロットル全開にしていたり、ブレーキングが遅れてキキーッ!と急ブレーキ、1メーターぐらい道路を滑らしてしまったこともあります。

それがちょっと長旅の途中でとんでもない問題を引き起こすと考えると、ゾっとしますよね。「トラブルも旅の楽しみのうち」なんていう人もいますが、トラブルはやっぱり避けたいですよね?(笑)。

そんなわけで今回は、普段から心がけておきたいメンテナンス、備えなどを経験から得た知識を織り交ぜて考えてみたいと思います。また長くなるかと思いますので、今回は「日常のメンテナンスおよび心がけ」から。基本的な事柄になるかと思いますが、こんなところではないかと思います。

1)チェーンへの注油、緩みのチェック

現在のバイクには動力伝達にいろんな機構があるかと思いますが、まずスーパーカブはチェーンであります。これをつい見落としがちなのですが、注油を忘れるとチェーンの摩耗も早くなるばかりでなく、結局動力の伝達にもロスが生じやすくなったり、しいてはチェーンの緩みにもつながります。チェーンの緩みは走りのよさなどにも大きく影響してきますので、まめに確認するようにしましょう。

※チェーンの状態、注油は写真中央当たりの丸い穴から行うことができます。なお、この写真からもわかりますが、チェーンケースには適性の空気圧、チェーンの緩み具合の基準などを書いたシールが貼られていますので、これは是非参照しておきましょう。


2)タイヤの目視、空気圧チェック

走っている、まだ走っている、なんて思うとつい忘れがちでありますが、タイヤの摩耗は気に掛けておくべきです。溝の減り具合を見ながら交換時期を認識しておきましょう。特にバイクの使用頻度が多い方は当然、定期的にタイヤ交換を行う必要があります。

またふとタイヤに釘が刺さっていて、そのまま持っていったらパンクの修理が安くついた、気が付かずに走っていたらタイヤ交換となり高くなっていた、なんて状況もあります。空気圧自体も走りに影響してくるため、例えば指でタイヤを押さえて感触を見るだけでもやっておきましょう。

3)バッテリー

バッテリーは調子が結構気温に左右されたりとなかなか見定めが難しいですが、特にエンジンの起動に大きく影響するため、これも頻繁にチェックしましょう。キーをひねり、エンジンをかけない状態でウインカーやホーンを駆動させて確認します。

4)ブレーキ、クラッチ、スロットルのチェック

これができなければバイク自体を走らせることができません、特にブレーキは安全面に関わる部分ですし。なので、走る前に動作チェックをし不安がないことを確認しましょう。

5)点灯確認

尾灯の点灯、フロントのライトの点灯、切替点灯動作を確認しましょう。特に尾灯は暗くならないと点灯が確認できずつい見落としてしまいがちでありますが、これは道交法でも「整備不良」として取り締まりの対象となっており、結構警官に呼び止められることもあります。

もちろん安全面にも影響しますので、走る前には点灯を確認しましょう。もし途路で点灯不良があれば交換するか、その場で対応が不可であれば押して歩くことになりますので、結構面倒です。本当に安い部品ですし、こんなので罰金なんぞ取られたら、悔やんでも悔やみきれませんから、十分注意しておきましょう。

ちなみに実際スロットルを上げてみたりするとわかるのですが、照明に流れる電気(電圧?)は結構そのスロットルの変動に連動する要素もあるようで、その意味では結構よくフカし気味に走る人は、照明の電球も早く寿命が来やすいと考えられます。

ざっと自分でできるメンテナンスはこんな感じでしょうか。もちろんもっとやる気になれば、自分でできるメンテナンスはいろいろありますが、日常で定期的に行えるものとして考えていただければと思います。

また、これとは別にエンジンオイル、プラグを適正に交換することを心がけましょう。オイルの交換時期は、取説では「新車購入時の初回オイル交換は1ヶ月または1000km到達時、それ以降は1年または3000kmごと」と記載されているようですが、修理店などのおススメとしては2000kmとか、いろんな基準があるようです。その意味では2~3000km毎には交換しましょう。

スパークプラグは結構そのまま走っているからとこれも交換時期を忘れがちでありますが、3000キロ~5000キロという数値が大体いわれています。これがダメになるとスロットルをいくら上げてもパワーが出ず十分な速度で走れなくなります。(以前一度そんな状況に陥ったのですが、プラグを交換したら改善されたのでプラグが原因だったと思っています)

で、これは自分でもできるメンテナンスなので、やり方を覚えれば自分でやるようにしても良いでしょう。その分メンテナンス代は安くなりますしね。ただ、例えばバイクの修理店でこうした交換をやってもらうついでに、他の部分も見てもらうという手もあります。

特にチェーンの緩みやブレーキ、クラッチ、スロットルのチェックなどは、なかなか細かい調整が素人では難しい部分もありますし、定期的にこうした修理店に定期的に通い、販売店の方と仲良くなりながら調子を見てもらうというのは、より良いバイクライフを行う上でもいいのではないかと思います。


すいません、やっぱり長くなってしまいましたね…このテーマはいろんな考え方があり、全部書こうとするときりがないというのもあるんですが…まあこれ以外にも「これはやらんとアカンやろ!?アホかお前は、それだからなあ…」という意見が(笑)あれば、是非お便りいただければと思います。

では次回、旅に向けての事前準備、心構えなどを考えてみたいと思いまぁす!

0コメント

  • 1000 / 1000