スーパーカブ アクセサリ

スーパーカブは、もちろん究極として「何もつけない」ノーマルなスーパーカブを乗りこなすことこそが理想であります。

グレードやタイプ等のちがいはありますが、スーパーカブはある意味完成形。しかしそれに「自分なりの」という意思を入れること、これもスーパーカブに乗る醍醐味の一つであります。

自分でいろいろ考えるのが楽しいですが、まずはこういったパーツを一つ一つ実装していくのもワクワクしてくるところであります。

1.スーパーカブアクセサリ

1-1)ベトキャリ

バイク社会であるベトナムで開発されたことからその名がつけられたというベトキャリ。本体カバーの取り付けボルトをうまく利用し考案されたそのデザイン、何か取りつけただけで車体自体が大きくグレードアップした気分にもなれます。

キャンプを行う際の寝袋やマットなど、少し横長のものを積載する際に、ゴムひもなどで止めて使うケースが多いようですが、最もベーシックなタイプは中央がバネでねずみ取りのように開閉するようになっていて、グローブや地図やペットボトルなどの小物を簡単に挟むことができます。

また、この位置に積載スペースを作るというのは、いろんなD.I.Y.も考えられます。ツーリング中、ちょっとした停車時間にパッと手に取りたいものをうまくここに設置できるようなことを考えると、非常に利用価値も上がるのではないでしょうか。

1-2)メッシュインナーラック

これもカバー内側部分に取り付けるカゴ。ベトキャリと一緒に取り付けられないのが難点ではありますが、小物をポンと放り込める手軽さが非常に重宝するところであります。荷物が多くなる遠出のツーリングでベトキャリ、普段の使用や近場の旅行などはこれと、使い分けるのもいいかもしれません。

1-3)サイドバッグ

もうこれを取り付ければ、たとえスーパーカブでも気分は一気に「イージー・ライダー」であります!(笑)。

タイプとしては布地で作られたソフトタイプと樹脂製のハードタイプの、大きく2種類があります。

ソフトタイプはやはりある程度の収縮が自由で、いろんなものを積載することができること、取り付け、取り外しが比較的容易であることが利点に挙げられます。またものによってはポケットなどもついていたりと便利なものも。

ただ、実際に取り付けてみて気が付いたのですが、しっかり取り付けないと後ろ側にズレやすく、後方ウィンカーが隠れがちになりますので、隠れない位置にひもなどで動かないようしっかり固定しましょう。

また、取り付けにはバッグがタイヤに巻き込まれないよう車両に合わせたサポートを別に購入、取り付ける必要があります。

一方、ハードタイプは防水性、耐衝撃性などを考慮した際に利点があります。使い勝手の面ではソフトタイプに劣りますが、カメラのレンズなど取り扱いにデリケートさが必要な精密機械の輸送など非常に有効です。


2.ホムセン箱

以前、記事「スーパーカブ・ハック 略して「カブハ」(?)その3 原付にはどれだけ大きな荷物を載せられるか?」でも書きましたが、カブ主さんにはある意味憧れでもある「ホムセン箱」(ホームセンターでよく売られている道具箱から命名)。

でもやっぱりちゃんと付けられる箱の大きさを調べておかないと「せっかく見てくれはいいのに…」と泣きを見ることになります。

で、実際にキャリアの大きさを測ってみると幅が30cmほど、縦幅が30cm強、床からキャリアまでの高さは70cmほどでした。

つまりこのカブに取り付けられるホムセン箱の、最大の大きさは60×60×130くらいの大きさになるかと思います。(まあ高さ130cmというのはなかなか現実的ではありませんがね…)

ちなみにリトルカブの標準のキャリアではもっと小さいので、必要であればもっと大きなキャリアを…って、リトルカブのキャリアの小ささはある意味デザイン的な意味合いもあるので、それを大きなキャリアに変えるというのはある意味デザイン的要素を妥協することになるんでしょうかね…


この大きさでそれぞれの用途に合う箱を探しましょう。但し「大きいほうがいいだろう」と考えると、サイドバッグなんか付けたときに箱が邪魔になって出し入れできない、ということもあるかもしれません。

また、キャリアからはみ出た分不安定さも増しますので、取り付け方を工夫する必要が出てきますいろんなシチュエーションを考えてボックスを選んでいただければと思います。


最もポピュラーなのはアイリス・オーヤマ製ではないでしょうか。よく取り付けられたという人気のものはMHB-460というタイプかと思います。

手ごろな大きさで、鍵がついているということで、見栄え上防犯的にもよろしいとのこと。36×28.5×29cmmという手ごろな大きさで、サイドバッグの取り付けも良好です。

これより一回り大きなものがKB-540というタイプ。コンパクトタイプとノーマル材図のものがあり、規定上はコンパクトタイプのものが装着可能。

54.8×47×49.8cmと一回り大きなものとなります。また鍵は別売りの南京錠を取り付けられる構造となっています。

デザインもメーカーによって様々なので、なかなか目移りしそうなところでありますが、それほど高くないものなので、置き場所などと相談していろいろ試してみるのもいいでしょう。