つぶやき:愚痴ばかり吐くことへの反省

毎日愚痴ばっかり言っているのも、聞かせされる方はたまったもんじゃないし、自分的には辛いし何にも生産性がないですよね。告白します。ここ数日、実は私かなり無理して書いていました。正直見直しても、気分のいい記事じゃないですよね。半分は愚痴、半分はどうでもいい「DIYまがい」で(笑)。

それなら書かなきゃいいじゃん?と皆さん思うでしょ?そうなんですよね。でもまず「書き続けること」、言い続けることって大事だと思うんです。それと書いたことはどうしても心からぬぐえない気持ち。

もちろん読んいただく人のことを考えた、思いやりのある文章は、私が文章を書く上での信条の一つなんですが、時には曲げることがないピュアな思いを並べておく、さらけ出すことも必要なんだと思うんです。

おそらくツイッターやFacebookみたいなSNSの存在って、そういう目的も暗に存在したんじゃないかと。ドロドロした汚い空気ばかりが渦巻いているようにも見える場所でありますが、人間である以上、そこは忘れてはいけない場所なんだろうと。

避けられない場所とでも言いましょうか。「SNSなんかやってられるか!」と頑なに拒む人もいますが、そういう”汚く”見えるところは、人間である以上はあるだろうと。それをどう出すかは様々に考えなければいけないけど、世の中に真の聖人なんていない。だからこそ人間であり、見方を変えると実は愛おしい部分ではないかと。

人間の闇、”汚い”部分を”愛おしい”だなんて、おかしいんじゃないの?と思うでしょ?普通に考えればそうなんですよね。でもかにもかもに誠実にできる人間なんて、私は信用できません。時にボロが出るくらいの方が、かわいらしいじゃないですか。ツイッターで暴言吐いている人も、国会であれこれと非難される人も、そういう面があるから「この人は同じ目線でモノを見れる場合がある」と見られる、付き合える隙があるわけです。

まあ、私なんか隙だらけですけどね。隙の数なら誰にも負けない、どうだ、スゲエだろ!って全然自慢になりませんが(笑)

そんなわけで、まあまた暴言が出だしたら「ああ、こいつはまた仕事で一つチョンボしたとか、とにかく機嫌が悪いんだな」くらいに思ってやり過ごしてやってください(笑)

それはそれとして、しばらくDIYネタを外してみるのもいいかな、という気もしています。いや、本当は外さない方がいいと言えばそうなんですが、無理やりそういったネタに見えるように文章を作ってもなんですし、むしろなにか気になるネタを一つ取り上げた方が、「なんかこのブログ、DIY、DIYばっかり言わないから親しみやすいかも」とか思ってもらえるといいな、みたいなところを狙いたいと思うんです。

要は、例えば専門誌でも雑誌の後ろに雑ネタというか映画だの音楽だの、モノ情報なんか全然関係ないものが載っている、いわゆる大衆向けとして存在するスパイス的コンテンツがあってもいいのかと思ったんです。

ということで、まず今回。あるテレビ番組で最近YOASOBIなるアーティストが流行っているというのを聞いたので、ちょっとMVなんかをYouTubeで聴いたのですが、どうも今一つピンときません。

こういった芸能関係のニュースを扱う際、近年は音楽の特徴がどうのこうのというよりは、「ライブハウスツアーをソールドアウト」「どこどこのホールでライブ」「CDXX枚売り上げ突破」「配信XXダウンロード」みたいな数ばっかり言われるんですが、「これって、本当にみんないいと思って金を出したりしているのか?」とちょっと疑いたくなるんです。

いや、悪くはないと思うんですよ。むしろクオリティーという面ではちゃんと作っている。でも、オリジナリティーという面では…例えば「今風」の言葉とかっていう違いはあるにしろ「こういうの、昔も似たようなものがあったな」と正直思うところはあるんですよね。


一度、とある集団が主催していた「音楽ライター入門」なる講座を受講したことがあるんですが、そこで講師をされていた某有名ライターさんが「完全なオリジナルを今発表するなんて現実的でない」と、音楽的なものに関しては否定されていました。その意味では私の「どこかで聴いたことのある…」みたいな思いは、あながち誤ってないんだなという気もしました。

一方で、その状況においてこうやって新しいアーティストが出てくる意味って何なんだろう?というところはよく考えます。でも有名メジャーレーベルがそういう答えを明確に出せないということは、つまりはそういった思いを否定していないということなんだろうと思います。

それでもこういったアーティストを出すという目的は何か、というと・・・つまりは私のようなオッサン世代の音楽を聴いたことのない、音楽的にはあまり凝り固まった趣向を持たない若い人向けとして音楽を発表し続けている、という人向けの音楽がターゲットなのでしょう。そしていい加減頭が固まったオッサン世代にはリバイバルしまくり。

残念ながらスターを目指して憧れたメジャーレーベルの現状、現実なんてそんなもの、という気がします。私が青春時代に人生を大きく変えられた衝撃的な音楽なんて、ここからは出てきません。同じような人間を作るものばかり。自分の意志とは裏腹に、メジャーレーベルとしてはそういう音楽を作り続けるしかない、そういうポジションに追い込まれているわけです。

逆に見ると、何か世界を変える大きなものは、そういった既得権力から外れたところから出ていくんだと信じています。今はメジャーレーベルなんかが敷いた、お決まりの手法に従わないとどうしようもない、表に出れないのが現実でありますが、何か全く違ったことが糞詰まりのこの世の中を大きく変えてくれることはないか、と思っているところであります。

例えばこのSNS時代に、敢えて手書きの紙フライヤーで世を席巻するとか、そういうことがないかな、なんて。だからこそ、私もこうしてメジャー既定路線に乗らない、「それじゃSEO的にアウトな記事ばかりだよ」なんて記事ばかり書いているわけです(笑)

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