(C)Partizan Films - Studiocanal 2015
「中学校則」なんて言葉がトレンドに上がっていました。その発信元はどんなトピックスなのかはわかりませんが、いろいろと考えることがあります。
これ、今の時代で「不条理な内容が多すぎる。ちゃんと生徒に理解できるよう説明してから決めろ!」というコメントが多くあります。すごく当然のことと思います。
一方で、そういった納得できない校則で生きてきた人がたくさんいます。戦時中はこんなもの比べ物にならないくらいに受け入れがたい非常識な「常識」、そういったものが高度経済成長のモーレツ気質の息がかかった団塊世代からバブル世代、バブル崩壊世代、新人類世代、ゆとり世代、第七世代?)…おっと、最後のはちがいますね…
この「理解できない」校則を理解できないまま受け入れた世代が、実は日本国内ではほとんどです。そしてそういった人たちがこの「今の校則は非常識」ととらえられる校則を持った学校に通う中学生を育てています。
どうです?そう考えると、果たして常識的には理解できなくても、その校則をどうこうといえるのか?難しいところです。
これは、今いろいろ問題ともなっている「体罰」に関しても、まさしくそうじゃないでしょうか?「体罰」が悪いことはわかりますが、厳しい環境に身を置くことで自分を強くすることを教えられた人たちが、教える立場になったときには同じような意向を出してしまうのではないか。
そういった意味で、何か問題があるたびにみんな「体罰はいけない」と非難の一言を浴びせ、当事者たちは再発防止に努めるというけど、一向に改善される気がしません。
具体的な方法が思いつかないので何とも言えないのですが、例えばそこには、その世代間の意識ギャップを埋めていくものを考えていかなければならないんじゃないか、と思うんです。
ちなみに「中学校則」という言葉で一つ思い出したことがあります。私は小学校から中学校に上がるとき、当時中学校では「五分刈り以内」とかいうボウズ規則がありすっげー嫌な気分になっていたんですが、ある日中学校で生徒会に立候補した一人の生徒が「「頭髪に関する校則」などを先生と協議する」という公約をかかげ応援したい!と思っていました。
その人は小学校の頃にも転向2か月で小学校の副会長に立候補、当選するなど統率力のある人で、最近聞いた話では、当時家族のお父さんが事故で突然死し、その後グレてしまったとのこと。今はすっかり丸くなり、家庭の親になったという話を聞いていますが、もし彼がそんな厳しい環境に置かれなかったら、ひょっとして自分の中学校での生活に何か影響があったかな?とかふと思い出します。
ちなみに上の写真、2015年の映画『グッバイ・サマー』。運転しているちょっとひ弱っ子が、旅の途中でボウズにするというシーンがあるのですが、これはひ弱な彼が「男らしく見せるため」とかいうことで刈るらしいのですが…
で、オークションの続きの話なんですが、ギターが好きで、よく中古のジャンクギターで面白そうなものはないか?と覗くことがあるんです。
その中で最近思うのが、信じられないくらい汚いギターを出す売り手がいる、ということ。それも一本だけとかでなく、まとめて数本とか。
さすがにオークションなんだから、知識ないならないなりに調べて、せめて水拭きぐらいしたらどうだろう?と思うんです。写真で分かるくらいの泥汚れとか。
こういうのって、実は「被災地から盗んできたのをそのままだしてんるんじゃねえだろうな?」とも疑いたくなるんですよね。またそういうのに限って「動作未確認」とか。ちょっとコンセントに通電したり、アンプにつないで音出してみれば、音が出る、くらいの確認できなくもないだろうに。
つまり先程出した記事では「高い」という品物に対しての文句でありますが、こちらは「安い」品物に対しての文句。なにか世知辛い世の中だな、という気もします。もう「ヤフオクに出せば売れる」なんて時代はとっくに終わっていて、利用方法を考えないと覗く価値もないものだなという気もしてくる今日この頃であります。
でもいやまてよ、例えば自分なりのショップをインターネットで開き、ヤフオクの出品/決済システムだけ利用すれば、そういったビジネスもある程度使えるのかもな、って。
いやはや、どんな時もDIY、DIYは自分を救う!であります!
0コメント