すんまへん、残念ながら今回は実際に防音対策ができるかどうか…でも、対策をするとすれば「こんなところでいい感じになるんじゃないか」というポイントが押さえられればと思います。
1.騒音対策を行うための初期仮設
まず、プロジェクターの騒音となる源から、騒音がどう広がっているかを考えてみたいと思います。
1)一番大きな音の発生源は、やはり内部にある吸気/排気ファン自体。ボディを形成する樹脂素材で囲われているとはいえ、完全に音が漏れているのが致命的な部分と言えるでしょう。
2)また、ボディが樹脂製であるがゆえ、そのファンの振動を拾って騒音を増幅している可能性もあります。
ということで、完全に箱で周りを囲ってしまう、というのが簡単に行える対策と思われます。ただし箱がある程度大きさのあるものとしてスペースをつくってしまうと、ボディと箱の間のスペースに騒音が共鳴してしまう恐れもあるため、大きな箱を作る場合には吸音材や吸音構造を考える必要もあるかと思います。
そして注意点。単に箱にレンズ穴だけあけて本体を入れてしまえば完成と考えていると大違い。
問題は吸気/排気をどうするかという点になります。
そこそこ大きな箱にすれば、素材施工と仕上げだけしっかりすれば部分的に穴をあけておくだけで吸気/排気は果たせそうな感じです。
しかし箱のサイズが小さいと、結局防音効果が半減したり、あるいは冷却機能自体に問題が生じる可能性もあります。
やはりそこそこのサイズは考えた方がいいかもしれません。
また当然プロジェクターにはAC100 Vの電源ケーブルが必要となります。またものによってはDVD内蔵なんて機種もあり、私の機種はUSBメモリやSDカードが装着可能となっている…のですが、これがまたなぜか使えない(笑)。
つまりは外部記憶装置、外部プレーヤーとのケーブル接続が必要なわけです。私は「今さら」のRGBケーブルを使用していますが、ステレオ音声+映像のアナログケーブル、HDMIケーブルと結構I/Fは多彩。その接続ケーブルを通すところは考えておく必要もあります。
あと私が所有しているマシンでの前提になりますが、考慮する点として
・プロジェクターは上面に設定などを行うボタンやピント、台形調整のロータリーがついているので、箱状面は自由に開閉できるようにしたい
くらいのことを考えてみたいかな、と思っています。
2.またまた登場、例の…で仮説検証!
で、そんな仮設から、今回の「やっぱりすぐ作るやつ」がこちら!
簡単にいえば、ダンボールの箱ですよ(笑)。上側を開けておいて、即目に映像口を開け、必要な操作が終わったらクッションやら上着やらでふさぎます。
やはり明らかに防音効果は認められました。試しにほぼほぼ音が埋まっている映画、ジャッキー・チェンの『蛇鶴八拳』(なつかしー!(笑))を視聴してみたところ、騒音はほとんど気になりませんでした。ただし『続・深夜食堂』の頭の無音部分は、やはりこの音が気になるくらい。
こういう残りの騒音もできる限り消したいところでありますが、その要因を洗うと、:
・やはりダンボールだと、遮音には薄すぎるようです。実際に触ってみるとわかるのですが、マシンの振動が箱にそのまま伝わってきます。
やはりそこそこ厚みのある木版を使用し、さらに内側をゴム板などで遮音してしまうのが効果があるかと思います。
それと、マシンの接地面はスポンジやゴム板などでより吸音、遮音対策を施す必要があるようです。
・レンズ穴部分からの音漏れが、思ったより気になります。やはりここもゴム板、スポンジなどで密着させた方がいいようです。
・それとファンの冷却性能を改めて考えるべきのようです。前回の例ほど吸排気口をふさがなくても、密閉すると内部の温度は結構上がるので、箱にどこか視聴の邪魔にならない位置に最小限の吸排気口を設ける必要があります。
あるいはサイズが大きければ冷却材やら、マシンをぬらさないよう十分配慮して氷を置くなどの対策もできるのかな、という気がしています。
いかがでしょう?また手書きの画を書いてしまうと、みなさんのやる気をそぐと思いますので止めておきますが(笑)、まずは何が欲しいのか?それを考えてみるのが重要なこと。考えること、欲しいものを考えることがまず大切なことであります。時間はありますよ!
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