ついに7都府県に対し「緊急事態宣言」という状況となりました。該当の地域にお住いの人は不便を強いられることになりますが、どうかくれぐれも希望を忘れずに、明るく過ごしましょう。
「お前は該当の地域にいないからそんなことが言えるんだろう」と思われる人がいるかもしれません。でも私、一つ思うんですが、これから来る大変な状況を考えると嫌なことばかりに目が行きがちではあるけど、この事態を乗り越えた人はその後の生活に対して、自身の物事に対するいろんな見方が変わると思うんです。痛手もあるけど、得られるものもあるんじゃないかと。
だから不機嫌になるのは仕方ないけど、あくまで前向きに。今ここは該当地域から離れた広島で、該当地域ほどの制限はまだ出ていませんが、軒並みイベントは中止、毎日ぽつぽつと感染者は現れ、今朝のニュースでは江田島に住む医療従事者が感染と伝えられました。しかも初の市内感染。広島ももう他人ごとではないと、外出を躊躇してしまっている状況であり、同じように日本全体の混乱が早く収束することを願っています。
さて、こんな状況なので、やっぱりD.I.Y.何とかしよーという気ばかりにはならないのではと、特にバイクに乗るというのも厳しいのではないかと思い、しばらくはつぶやきをメインにしていこうと思います。ここまで映画、映画と続きましたが、また今日も映画であります(笑)。いやいや、普段映画を見られないという方も、この機会に是非気になるものを探してみてはいかがでしょう?
私が初めて映画館で見た映画は、確か『機動戦士ガンダム 哀戦士編』だったかと。『宇宙戦艦ヤマト』を超える空前の「ガンダム」ブームで沸いた当時でしたので、私もすごく惹かれました。一方で洋画はその数年後に公開された『ブルーサンダー』が初めて。『オール・ザット・ジャズ』『ジョーズ』などのロイ・シャイダー主演の映画で、最新テクノロジーの粋を集めて作られた軍用ヘリをめぐる政治がらみの陰謀をめぐるサスペンスアクション。
今にしてみるとなかなか深い内容の作品であり、当時は「カッコいーけど…物語はシブすぎて入ってこねえなあ…」という印象でした。同時上映だった『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』のほうが、よっぽどのめり込んだというか。実はこの同時上映、全く予備知識なく見てたんですが「スゲー!」って、映画にのめり込むようになったのはこっちのほうが影響強かったなと(笑)
ただ今見るとスゴイ。ヘリがドッカンドッカンと派手な状態になるのは、当然まだCGとかそれほど発達した時期ではありませんでしたから、ほぼ実際にヘリを飛ばしたり、落としたりして…撮影していたんでしょうね。そう考えると恐ろしいもの。まさに『ジョーズ』のロイ・シャイダーでないと太刀打ちできません(笑)。
まあでもあれからいろんな映画を観ました。水野晴郎先生じゃありませんが「いやぁー、映画って本当(ほんっとう)に良いもんですね!」って、今本当に思います。
で、今日はおススメを一つ。『天空の草原のナンサ』という映画を紹介します。これはモンゴル自治区のとある遊牧民家族の物語で、実在の遊牧民家族をキャストに撮影されたもの。一家の長女が草原の中で見つけた一匹の犬をめぐって展開する物語であります。実際の草原での生活をドキュメンタリ―チックに撮影していることもあり、ちょっと普通の娯楽映画を見る感覚とは違うかもしれません。
しかしこの一見のんびり続いていく様子、なぜかハマるとずっと見てしまいます。都会の喧騒の中で過ごしている人は余計に引かれるかもしれません、こののんびりした雰囲気には。ある意味憧れのような気持ちも出てきます。お金なんてほとんど意味をなさない、まさに自分が生きること、それ自体が生きる意味、みたいな。
それと興味深いのは、遊牧生活。遊牧民は季節の都合などで時期が来ると家を移動していくわけでありますが、家の作り方が非常に合理的。当然持ち物などできるだけ少なくした方がこうした生活には好都合ですから、ある意味徹底的な断捨離もされているわけですし、のんびりしているようで非常に規律も守られているわけであります。ある意味人のあるべき姿でもあるといえるところですし、「あるもので何とかする」という姿勢への指針にもなるのではないかと思います。
なお、この作品自体はドイツとの合作映画でありますが、これがまたモンゴルと近い距離にある中国との合作となると民俗性とか、政治がらみの作品となるため、また違ったカラーの作品になることでしょう。その意味ではとても素直にこの民族を眺めた印象がある作品であります。
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