Act1:呉に行ってみた(第一篇)

そんなわけでスーパーカブ50ccの旅第一回、今回は広島県呉市を選んでみました!

1.場所の決定

おっと、いきなり場所の話になりましたが、ここでちょっと場所決めのコツ。いきなり思い立ったが吉日で遠くに泊りがけのツーリングというのもいいかもしれませんが、まあまずは

例えば地図を見てみてください。たとえば私の住まいは東広島市なのですが、まずは東広島市を中心に、どんな場所があるかをまずは考えてみましょう。なかなか50ccの原動機付自転車(以下、原付)で一時間以上乗る機会というのはないかと思います。


原付の最高時速は30km/h、単純に考えると1時間で到着できるところ、なんて考えると約30kmが見込めることになります。まあ当然同じ速度でずっと走れるわけではないし、そもそも直線経路は取れないので、実際には1.5~2倍程度の時間は見ておくべきですね。

そこで地図上で、ほぼ30km圏内となると、例えば西は広島市、東は三原市、そして南が呉市あたりとなります。今日は天気も良いので、さわやかな海を見たい!ということで呉に向かってみました。(よく考えると、三原でも海は見えるんですけどね(笑))

映像ではスタート地点での航行距離、出発時間と到着時の航行距離、到着時間を示しています。場所としては山陽自動車道の西条バイパス付近をスタート、呉は呉駅付近をゴールとしました。

ここでアドバイスですが、こういった近いところから、航行距離と所要時間を記録しておいた方がいいです。時間は当然、スタートとゴールの時間を記録し算出、航行距離もバイクのメーターをスタートとゴールで記録しておけばこれも算出できます。これで「何時間で何キロメートル走ったか」を記録しておけば、大体何時間で何キロメートル走ったか、そして仮定時間からの乖離幅を認識すれば、どのくらいの難コースなのかというところが自分でもわかってくるでしょう。

時間的には約1時間20分ほどという感じでしょうか。まあのんびりと行きましたので。東広島から呉だと、、国道375号線で広まで、そこから呉市街というのが一般的なルートになるのですが、ほとんどが一本道で、特に二級峡という峠あたりは結構急な下り坂で非常にスピードが出やすくなり、しかも曲がりくねっているので、十分注意しましょう。

また、逆にいうと帰りはずっと上りなので、原付だと結構苦しいです。まあそこは覚悟ということで(笑)。いずれにしても車には十分注意して、できるだけ道を譲るくらいの気持ちで気長に進みましょう。

2.目標スポットの情報

距離的な検討に続いて、場所柄ということもある程度分かる情報は調べておいた方がいいですよね。

これはもうインターネットで検索!一発です。グーグルなんかでキーワードを入れれば、おすすめのスポットなんかはあっという間に見切れないほどの情報が出てきます。

ただ、ところの情報というのは本当に様々なところから得ておいた方がいいかな、と思います。例えば呉ですが、今年に入って日本製鉄が呉製鉄所の全面閉鎖を決めたことである意味ホットな場所となっています。昔から軍港として栄え、今でも海上自衛隊の基地があり、その名残として『大和ミュージアム』なんて博物館が結構話題になった呉でありますが、この町はそういった存在と同じくらいこの製鉄所の恩恵を受けてにぎやかな街並みを形成していました。

その意味でこの異例の決定を受けた呉市民、そして呉という町には大変ショックな話だったに違いありません。広島の街並みの中では広島市、福山市などに次いで大きな街であったこの地でありますが、寂しくなっていくことは想像に難くありません。しかしやはり古くから人が集まった場所だけに、観光としての見どころもたくさんあるわけで、是非そういったところは今からでもチェックしておくべきでしょう。

また、呉というと瀬戸内海の江田島などの島や、愛媛の松山へ直通のフェリーの港があるなど非常に重要な拠点でありますので、こういった点を押さえておくと後々旅がレベルアップした時の楽しみが増えます。

ちなみに筆者は大学がこちらの方でお世話になっておりました。4月の連休初日である29日には毎年恒例の「呉みなと祭り」という大きなイベントが開かれまして、当時体育会系クラブに所属していた筆者は、クラブの「一年生はこの祭りのパレードに無条件で参加せよ」という…決してパワハラでないですよ(笑)、でも一年の頃にそのパレードに、クラブの同級生とともに上半身裸で腰ミノをつけ、顔を黒く塗ってよくわからないキャラクターで呉の街中を歩くという(笑)、今にしてみれば楽しい思い出なんかがありました。

今年はコロナウィルスの影響でやっぱり厳しいかな…という気もしますが、最悪はなくても、呉にはほかに見どころもいっぱいありますよ!

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とまあ、こんな感じでちょっと何かのきっかけで知りたかった、見たかった、思い出がある、思い入れがあるという場所であると、興味の幅も広がり、行動範囲も広くなります。まったく知らない新しい場所に行くのもいいですが、知らない場所だとどうしても無理して全部を回りたくなり、結局余裕のない旅となりがちです。最初は知っている場所で改めて知らない場所を見つけに行く、くらいの気持ちがいいでしょう。はじめてなら”また来るつもりで”くらいで。



Viva!D.I.Y.

Viva!Di.I.Y.,略して「ビバディー」! どこにあるものでもない、新鮮な出会いを求めて!

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